もとは別の場所でつくられた地層が、地殻変動によって、押し出され移動して、別の岩体の上に覆いかぶさり、その後風雨や川の浸食によって孤立した山々になったものです。そのため、クリッペの上部は約1億3千万年前の海底にたまった土砂でできた岩石(跡倉層)などですが、下部の岩石はそれよりも新しい時代に地下深くでできた緑色岩(変成岩)です。

下仁田の南側には、不思議な形の山がならんでいます。これらの山が国内でもめずらしい「根なし山」、またの名をクリッペといいます。(鎌抜山 、大山、御岳、大崩山、川井山、四つ又山)
御岳

根なし山の特徴が最もよく現れている山です。山の上と下の地層の境がほたる山公園にあります。公園まではなだらかですが、公園からは急傾斜に変わります。山頂や登山道には御嶽教の石造物や祠があります。
ほたる山公園までは青岩公園と同じ緑色岩で、頂上へ向かう急傾斜からは、跡倉層に変わります
大崩山

クリッペの山々の中で最も急峻で、崖に囲まれています。跡倉層の山で、河床の近くではクリッペの証拠が見られます。
跡倉礫岩は、斜面では大きく剥落しやすい特徴があり、大きな崖をつくるため、頂上まで切り立った崖が続く独特な形をした山です。